永冨恵子|ニュースタートの若者たち

サイズ W320mm × H300mm
ページ数 100頁
製本 ハードカバー(インクジェット印刷)
発行年 2014
発行 art+books
内容紹介
引きこもりが社会問題となりテレビやマスコミで報道され、今や100万人ともそれ以上ともいわれていますがそれを事実として実感している人はどれだけいるのでしょうか?実際に彼らと接する機会がないと関心を持つことも理解することも難しいように思います。だからこそ、ありのままの彼ら一人一人を見てほしいと思い撮り始めました。

ここに紹介する若者たちは元引きこもり、ニートと呼ばれる若者たちです。彼らは千葉県にある若者自立支援団体NPO法人ニュースタート事務局の運営する寮の寮生、又は卒業生です。彼らの多くはレンタルお姉さん、お兄さんと呼ばれる訪問スタッフによって家から引き出されてきた人たちです。好き好んで寮に来る人はいません。皆、数年の歳月をかけて説得されて寮にやってきました。

写真の彼らは、引きこもっていた部屋から寮へ、そして社会へ、と一歩一歩ニュースタートを切っている若者たちです。1、2年の寮生活の中で人と関わりあい、生きる事の楽しみや喜び、そしてわずかな勇気とプレッシャーを感じさせます。失敗を許さない競争社会で失敗したと感じている彼らは私たちの想像以上にコンプレックスと不安を抱えています。彼らがもっと怠け者で人生を楽観しているのならばそんな印象はうけないのではないだろうか。もちろんここの若者が引きこもりの代表というわけではありません。ただ私が今まで関わってきた人たちは“真面目で良い子”そして何より人に頼るのが苦手、そんな印象の人がおおいように感じました。

いじめ、人間関係が上手く築けない、勉強や仕事への挫折感、何をしたらいいのか分からない、なんだか分からないが動けない、みんな理由は様々で答えも一つではありません。けれどみんな何かに行き詰ったのです。そしてそれを自分一人で抱えこんでしまう。その目に見えない荷物が抱えきれなくなった時、彼らは引きこもるのだろう。引きこもる事は自分を守る最終手段であり声にならないSOSなのです。
年表
1979年 神奈川県生まれ
女子美術短期大学卒 、現代写真研究所第31期生
個展
2014年 「あの日の後を生きていく〜ペットと人の3.11 〜 」(コニカミノルタプラザ/東京)
2011年 「ニュースタートの若者達」( 禅フォトギャラリー/東京 )
2011年 「引きこもりから社会へ〜ニュースタートの若者達〜」
Juna21(新宿ニコンサロン、大阪ニコンサロン)
2010年 富士フォトサロン新人賞奨励賞「ニュースターの若者達」(フジフォトサロン/東京)
2006年 コニカミノルタ フォト・プレミオ「東京ノラ猫生活」(コニカミノルタプラザ/東京)
書籍
「元ひきこもりたちのニュースタート」

販売価格 20,000円(税込)
購入数


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